大人になると結婚式などのお祝い、新年会や忘年会といった職場関係の集まりなどのお酒を飲む場面が多くなります。
お酒が好きで毎日の晩酌を楽しみにしている方もたくさんいるのではないでしょうか。
お酒は適量を飲むことでリラックス効果や血行を良くする効果などがあると言われています。また、人とのコミュニケーションを円滑にするのにも役立ちます。
しかし飲む量や、飲み方には少し気を付けないといけません。
本記事では、ついついお酒を飲み過ぎてしまう人が気を付けるべきポイントについて解説しています。
酔う人と酔わない人の違い
お酒を大量に飲んでも顔色が変わらず楽しく飲める人もいれば、少し飲んだだけでも顔が赤くなったり気分が悪くなってしまう人もいます。アルコールを分解する能力にはかなり個人差があり、生まれつきの体質によってほとんど決まってしまいます。
しかし、酔わないからと言って大量に飲んでも大丈夫、というわけではありません。
お酒を飲み過ぎると肝臓に大きな負担がかかってしまいます。
肝臓は沈黙の臓器ともいわれ、悪くなっていてもあまりサインを出してくれないのです。そのため、日ごろから肝臓を気にかけていないと、気づいた時には手遅れになってしまうこともあります。
まずはセルフチェック
あなたは当てはまるものがありますか?
上記の項目に多く当てはまっている人は体にかなり負担がかかっている可能性があります。
良いお酒の飲み方
休肝日をつくる
週に2,3日はお酒を飲まない日をもうけて肝臓を休める日を作るようにしましょう。
また、アルコールは継続して飲んでいると耐性ができ、飲酒量が増加する場合があると言われています。休肝日をつくることで、飲酒量が増加するのを防ぐ効果も期待できます。
ゆっくり飲む
お酒を短時間で大量に飲むと血液中のアルコール濃度が急激に上がり、体にかなりの負担がかかります。最悪の場合は死に至ることもあります。
お酒を飲む時にお水も同時に飲むことで、飲むペースがゆっくりになります。また、胃腸へのアルコールの刺激を和らげることができます。
一緒に食事もとる
お酒を飲むときに食事も一緒に摂ることで、急速なアルコールの吸収を抑えられます。
アルコール分解に必要なビタミンB1や、肝機能を高めるタンパク質が豊富な食品がおすすめです。
薄めて飲む
ウイスキーや焼酎などのアルコール度数の高いお酒は内臓への刺激が大きく、血液中のアルコール濃度が急上昇するので酔いが回りやすいです。度数の高いお酒は、ストレートやロックで飲むのではなく、水割りなどにして薄めて飲みましょう。
定期的に血液検査を受ける
お酒が好きでよく飲む人は、血液検査を定期的に受けておいたほうが良いでしょう。健康診断の血液検査でγ‐GTPなどの肝臓関係の数値が上がっている人は注意が必要です。
数値は毎日の生活習慣でどんどん変わっていくので、気になったときは次の健康診断まで待たずに検査することをおすすめします。
自宅で血液検査ができるものもあるのでこちらに貼っておきます。
まとめ
お酒を飲み過ぎないようにという内容で色々書いてきましたが、お酒は適量を楽しく飲むのが一番良い飲み方であると思います。
しかし、最初に書いたようにお酒の適量というのは生まれつきの体質によって人それぞれ違います。
体を壊さず楽しくお酒を飲むために自分のアルコール体質を知ってみるのも良いでしょう。
自宅でできるアルコール感受性に関する遺伝子検査があるので気になった方は一度受けてみてください。